カルダノ(ADA)をはじめとする仮想通貨への投資がますます注目を集める中、
「どの国内取引所を選ぶべきか?」という問いが、投資家の間でよく話題に上がります。
しかし、この問いの答えは単純ではありません。
なぜなら、国内取引所はそれぞれに特徴があり、提供されるサービスやセキュリティ対策、手数料体系などが異なるからです。
あなたがカルダノ(ADA)を購入する目的や投資スタイルに合わせた取引所を選ぶことが、成功への第一歩となります。
つまり、単なる価格差だけでなく、取引所の信頼性や使いやすさ、サポート体制、そして長期的な視点で見た成長可能性を総合的に評価することが大切です。
今回はカルダノ(ADA) の投資に最適な初心者におすすめの国内取引所3選を紹介します。
ぜひ最後まで読んで、自分に最適な取引所を選んでください。
目次
カルダノ/エイダコイン(ADA)とは?
名称 | エイダコイン |
ティッカーシンボル | ADA |
発行開始 | 2017年9月 |
価格 | 143.26円 |
時価総額 | 5兆0256.3億円 |
時価総額ランキング | 9位 |
発行上限 | なし |
主な取引所 | Bitbank,GMOコイン |
※2024/12/29現在
エイダコイン (ADA) は、革新的なブロックチェーンプラットフォーム「Cardano(カルダノ)」のネイティブ暗号資産であり、単なる仮想通貨を超えて、ブロックチェーン技術の未来を築く重要な役割を果たすプロジェクトです。
Cardano(カルダノ)は、
・スマートコントラクト
・DApps(分散型アプリケーション)
など、Web3の基盤技術を実現するために設計された、次世代型ブロックチェーンプラットフォームであり、そのネイティブトークンがエイダコイン(ADA)です。
カルダノ(ADA)の特徴
分散型金融(DeFi)
カルダノ(ADA)は、金融サービスを中央集権的な銀行から切り離し、誰でも参加できる分散型金融システムを構築するために利用されます。
これにより、誰もが平等に金融サービスを利用できる未来が実現します。
スマートコントラクト
Cardanoプラットフォームは、Ethereumのようにスマートコントラクト機能を提供し、分散型アプリケーション(DApps)の開発を可能にします。
カルダノ(ADA)は、このスマートコントラクトを支えるトークンとして活用され、様々な業界に革命をもたらします。
低コストで高速な取引
Cardanoの独自のプロトコル「Ouroboros(ウロボロス)」により、従来のブロックチェーンよりも低コストかつ高効率で取引を行うことができます。
これにより、カルダノ(ADA)の送金が迅速かつ手数料が少ないという利点を持っています。
持続可能な発展
Cardanoはエネルギー効率が高く、環境に優しいブロックチェーンを目指しています。
Proof of Stake(PoS)アルゴリズムを採用しており、これによりビットコインのようなProof of Work(PoW)よりもエネルギー消費が圧倒的に少ないです。
カルダノ(ADA)の価格動向
発行開始から現在までの価格動向
(出典:coinmarketcap)
発行開始からしばらく経った2017年末から2018年初頭にかけて高騰しています。
この高騰は、いわゆる“ビットコインバブル”に起因するもので、カルダノ(ADA)だけでなく、主要な暗号資産(仮想通貨)が同じ時期に高騰しています。
その後はバブル崩壊で急落すると、カルダノ(ADA)は3年ほど大きな変動もなく推移していましたが、2021年8月にかけて大きく上昇し、高値を大幅に更新。
この上昇はカルダノ(ADA)独自の要因によるものではなく、コロナ禍で主要各国が経済活動を支えるための大規模な金融緩和をおこなった結果、市場にも“金余り相場(過剰流動性相場)”がもたらされ、暗号資産(仮想通貨)市場全体が活況になったことが原因でした。
しかし、2021年末頃からは、各国が一転して金融引き締め政策を取るようになり暗号資産(仮想通貨)市場が冷え込み、カルダノ(ADA)も急落しています。
直近1年の価格動向
(出典:coinmarketcap)
2024年3月に高値を付けて以来は下落過程ですが、11月に入ると急騰しています。
2024年11月には、暗号資産(仮想通貨)に友好的な姿勢を示すドナルド・トランプ氏が大統領選で勝利し、市場全体が上昇傾向となっています。
直近では暗号資産(仮想通貨)市場全体が一服し下落に転じていますが、ADAの下落幅は他の通貨に比べて小さいです。
カルダノ(ADA)を購入できる取引所3選
カルダノは投資対象としての人気も高いため、国内でも多くの暗号資産(仮想通貨)取引所で取り扱っていますが、
今回はその中から
・GMOコイン
・SBI VCトレード
を、おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所として紹介します。
bitbank
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取扱い銘柄数 | 40種類 |
最小取引数量 (ADAの場合) |
現物取引(販売所):0.0001 ADA 現物取引(取引所):0.0001 ADA |
取引手数料 (ADAの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker -0.02%、Taker 0.12% |
暗号資産の送金手数料 (ADAの場合) |
1ADA |
その他のサービス | レンディング |
公式サイト | bitbank公式サイト |
販売所形式だけではなく取引所でもADAを含む40銘柄の取引が可能です。
また、ほとんどの銘柄を取引所から売買できるため、取引コストを抑えられる点が魅力です。
GMOコイン
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取扱い銘柄数 | 28種類 |
最小取引数量 (ADAの場合) |
現物取引(販売所):1 ADA 現物取引(取引所):1 ADA |
取引手数料 (ADAの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker:-0.03%、Taker:0.09% |
暗号資産の送金手数料 (ADAの場合) |
無料 |
その他のサービス | レバレッジ取引/レンディング/ステーキング |
公式サイト | GMOコイン公式サイト |
GMOコインでカルダノ(ADA)を取引することには以下のようなメリットがあります。
■日本円での購入が簡単
⇒GMOコインでは日本円でカルダノを購入できるため、海外の取引所と比べて便利で使いやすいです。日本の銀行口座を使って、直接取引が可能です。
■安全性の高さ
⇒GMOコインは日本の信頼性のある企業が運営しているため、セキュリティ面でも安心できます。特に暗号資産の管理については厳格な対策が取られています。
■低コストでの取引
⇒取引手数料が比較的低く、コストを抑えた取引が可能です。また、定期的にキャンペーンが行われることもあり、手数料無料で取引できる機会もあります。
SBI VCトレード
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取扱い銘柄数 | 24種類 |
最小取引数量 (ADAの場合) |
現物取引(販売所):1 ADA |
取引手数料 (ADAの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり |
暗号資産の送金手数料 (ADAの場合) |
無料 |
その他のサービス | レンディング(貸コイン)/ステーキング |
公式サイト | SBI VCトレード公式サイト |
SBI VCトレードではカルダノ(ADA)を取り扱っており、2024年1月の預かり残高の上昇率ランキングで1位となりました。
また、ADAはステーキング対象銘柄です。
SBI VCトレードでは、カルダノのほかにも、イーサリアム(ETH)、ポルカドット(DOT)、テゾス(XTZ)、ソラナ(SOL)、アバランチ(AVAX)、オアシス(OAS)、エックスディーシー(XDC)、コスモス(ATOM)、フレア(FLR)、アプトス(APT)、ヘデラ(HBAR)、ニアー(NEAR)などの暗号資産を取り扱っています。
カルダノ(ADA)が「やばい」と言われる理由
カルダノ(ADA)は時価総額で上位にランクインしており、投資家や市場全体からの注目度の高い暗号資産ですが、「やばい」と言われているのも事実です。
その理由は、主に以下の2つです。
価格や宣伝方法の問題
カルダノ(ADA)は、ICO時の価格設定や宣伝方法に懸念が寄せられました。
ADAのプレセールでは、最低購入額が1,000ドル(約11万円)と高額で、ICO詐欺が横行していた時期だったため、資金が持ち逃げされるのではないかと不安視されました。
さらに、宣伝にはMLM(マルチレベルマーケティング)が使われ、新規会員の勧誘や商品販売で報酬を得る仕組みが採用されていたため、誇大広告や詐欺の疑念が広がりました。
公開が半年も遅れた
カルダノ(ADA)の公開が半年遅れたことは、一部の投資家の間で不安を招きました。
その過程で、
「資金を持ち逃げされたのでは?」
「詐欺コインではないか?」
といった疑念も生まれました。
しかし、実際には運営側が資金を持ち逃げしたわけではなく、開発に予想以上の時間がかかっていたことが主な原因です。
現在、カルダノは依然としてロードマップに沿って着実に開発を進めており、透明性を重視する姿勢も変わりません。
これらの要素を踏まえると、ネガティブな評価である「やばい」という印象は、必ずしも当てはまるものではないことが分かります。
むしろ、長期的な視点で見れば、慎重に進められているプロジェクトであることが、その信頼性を高めています。
カルダノ(ADA)の将来性
カルダノ(ADA)の将来性は非常に高いとされています。その理由として、以下の要素が挙げられます
Cardanoの技術的優位性
Cardanoは、他のブロックチェーンと比べて、より高いセキュリティ、スケーラビリティ、持続可能性を提供しています。
特にスマートコントラクトやDAppsの普及に伴い、ADAはその基盤としてますます重要な役割を担うことになるでしょう。
グローバルな採用
Cardanoは、特にアフリカなどの新興市場で積極的に導入されており、これらの地域での使用が広がることで、エイダコイン(ADA)の価値も急速に上昇する可能性があります。
活発な開発とコミュニティ
Cardanoは、非常にアクティブな開発者コミュニティと、専門的な学術研究に支えられており、常に技術革新が行われています。
また、Cardanoはエイダコイン(ADA)を利用することで、分散型金融(DeFi)や新たなブロックチェーンアプリケーションの開発が進んでおり、これらがADAの価値をさらに押し上げています。
カルダノ(ADA)の取引所選びまとめ
今回は、カルダノ(ADA) の投資に最適な初心者におすすめの国内取引所3選を紹介しました。
カルダノ(ADA)を購入する際の国内取引所選びは、価格だけでなく、
自分の投資スタイルに合った取引所を選ぶことで、安心して取引を行い、長期的な投資成果を得ることができます。
■関連記事
⇒アバランチ(AVAX)の投資を加速させる最適な取引所選び
⇒ソラナ(SOL)の2025年予想!イーサリアムを超える?
⇒リップル(XRP)の今後と2025年の3つの価格予想