「2025年、リップル(XRP)は価格はどうなるのか?」
暗号資産(仮想通貨)市場全体がますます成熟する中、XRPは単なる送金手段としての枠を超え、金融業界の変革者としてその役割を拡大しています。
今後数年間で、
今回は、リップル(XRP)の今後と2025年の価格予想について解説します。
リップル(XRP)がやばいと言われている理由や、リップルへの投資を検討している方はぜひ最後までご覧ください。
目次
リップル(XRP)とは?
リップルは、国際送金を迅速かつ低コストで行うことを目的として開発された暗号資産(仮想通貨)です。
リップルのネットワーク(RippleNet)は、特に金融機関や決済プロバイダーを対象に設計されており、中央集権的な管理者が存在しない分散型台帳技術(XRP Ledger)を使用しています。
この技術により、トランザクションは数秒で完了。
手数料も非常に低くエネルギー効率は高いと、環境に優しい設計となっており、数多く存在するアルトコインの中でも、特に人気ある通貨の1つです。
リップルは主要な仮想通貨取引所で購入することができます。
リップルの仕組み
Proof of Consensusによる承認システム
リップルでは、Proof of Consensus(PoC)と呼ばれる承認システムが採用されています。
Proof of Consensusは直訳すると「合意の証明」という意味で、リップル社が選出したバリデーターと呼ばれる承認者による多数決によって合意する仕組みです。
80%以上のバリデーターが正当と判断した場合にのみ取引が成立します。
リップルは現在の金融システムに近い形態を持ちながらも中央集権的ではないという特徴を持っています。
IOU取引
リップルでは、送受金時にIOU取引と呼ばれる仕組みが利用されます。
これは借用書や約束手形のようなものであり、直接通貨を口座に送るのではなく、まずは送金したという「借り」を作り、後に回収するシステムです。
IOUはI Owe U(you)の略で、「私はあなたに借りがある」という意味です。
通常の通貨のやり取りに必要とされる手間と時間が削減されるので、送金スピードと低コストが実現されます。
なぜリップルは注目されているのか?
リップル(XRP)が注目される理由は、主に以下の点にあります。
①国際送金の効率化: リップルは、銀行間の国際送金を迅速かつ低コストで行うことができるため、従来の送金システムに比べて大きな改善が期待されています。
②企業との提携: リップルは、SWIFTなどの既存の金融機関と競争し、複数の大手銀行や決済サービスプロバイダーと提携しています。
③技術的革新: XRPは、他の暗号資産(仮想通貨)に比べてトランザクションのスピードやスケーラビリティが優れており、金融業界での採用が進んでいます。
④規制対応: リップルは、政府や規制当局との対話を重視しており、暗号資産(仮想通貨)としての合法性を確保しつつ活動しています。
これらの要素が相まって、リップルは今後の金融業界における重要な役割を果たす可能性があるとして注目されています。
リップル(XRP)主要取引所の特徴比較
取引所を選ぶ際に重要なポイントとしては、
・取引量の多さ(流動性)
・送金速度
・取引ツールの使いやすさ
・セキュリティ
・サポート体制
などが挙げられます。
さらに、サービス内容も取引所選びの重要な要素です。
・積立
・レンディング
などの有無も参考にしながら自分にあった取引所を選びましょう。
取引所 | メリット | 取引方法 | 最小注文数量 | XRPレバレッジ取引 | 積立 | レンディング |
サービストレーディング機能が豊富 | 販売所 取引所(現物・レバレッジ)暗号資産FX |
販売所:0.000001 XRP 取引所:1 XR |
販売所:0.000001 XRP 取引所:1 XR |
〇 | 〇 | |
SBI VCトレード |
サービスが充実 入出金・出庫手数料無料 | 販売所(現物・レバレッジ) 取引所 |
販売所:1 XRP 取引所:1 XRP |
販売所:1 XRP 取引所:1 XRP |
〇 | 〇 |
取引所の銘柄種類とスプレッドの狭さ | 販売所 取引所 |
販売所:0.0001 XRP 取引所:0.0001 XRP |
– | – | 〇 | |
BitTrade |
取引所の取引手数料が無料 | 販売所 取引所 |
販売所:20 XRP 取引所:0.1 XRP かつ 2 JPY |
– | 〇 | 〇 |
リップル(XRP)これまでの歴史と価格推移
リップル(XRP)の今後を予測するためには、これまでの歴史と価格推移を見ておくことが大切です。
以下では、創設からバブル期、崩壊を経てリップルがどのように価格推移してきたかを見ていきましょう。
リップル(XRP)は、
初期段階での価格は非常に低く、2013年の1XRPの価格はわずか0.005ドル程度。
リップルの独自技術とビジョンは注目を集めたものの、まだ認知度が低く、価格は長期間安定して低迷していました。
価格の急騰とバブル期
2017年、暗号資産市場全体が大きなバブルとなりました。
(XRPチャート:CoinMarketCap)
リップル(XRP)もこのバブルで、価格が急騰。1XRPあたりの価格は年初の約0.006ドルから、400倍以上に爆上がりしました。
この急激な価格上昇は、リップルの技術への期待や、国際送金分野でのパートナーシップの拡大によるものもありましたが、市場全体の過熱感もあり、持続可能性に対して疑問の声も残っていました。
バブル崩壊後の調整期
2018年初頭、暗号資産市場はバブル崩壊を迎えます。
リップル(XRP)もその影響を受け、価格は大幅に下落。
この期間、リップル社は技術開発とパートナーシップの強化に注力し、XRPの実需を増やす努力を続けました。
市場の冷静化は、プロジェクトの真価を見極める重要な時期となりました。
SEC訴訟とその影響
2020年12月、SEC(アメリカ証券取引委員会)はリップル(XRP)が未登録の証券であるとリップル社を訴えました。
この訴訟は市場に大きな衝撃を与え、リップル(XRP)の価格は急落。
しかし、リップル社は訴訟に対して強く反論。
リップル(XRP)の法的地位を明確にするための訴訟が長引き、価格も法的地位も不安定な状態が続きました。
直近の動向
現在もリップル社とSECの法的闘争は継続中ですが、こうした中でもリップルはXRPの実用性を高めるための取り組みを続けています。
2022年6月にメタバース投資関連プロジェクトのFLUFWorld(フルッフ・ワールド)との提携を発表。
多くの国際送金サービスでの採用が進み、価格も徐々に回復傾向にあります。
創設段階からリップルを10年間保有し続けていれば、億り人になれた可能性もあります。
現在と今後の展望
リップル(XRP)は12月3日現在、2.72ドルまで急騰しました。
XRP価格はその後も上昇を続け、年末には過去最高値を超える可能性があります。
なお、価格上昇の主な要因として以下が挙げられます。
トランプ政権への期待
もともと暗号資産に懐疑的だったトランプ氏が態度を一変させた影響により、暗号資産(仮想通貨)にとって有利な規制環境への期待が高まり、市場全体が強気相場に転じました。
SEC委員長の退任発表
SECのゲイリー・ゲンスラー委員長が2025年1月に退任することを発表。
このニュースを受け、リップルを含む主要アルトコインが大幅に上昇しました。
現物ETF申請
複数の企業がリップル(XRP)の現物ETFを申請中であり、承認されればリップル(XRP)の投資機会が大きく広がるでしょう。
リップル(XRP)は長期的な成長余地を持つとされ、クロスボーダー決済や企業利用、さらには中央銀行デジタル通貨(CBDC)分野への採用が期待されています。
リップル(XRP)の価格予想|2025年3つのシナリオ
これらの要因を踏まえ、2025年のリップル(XRP)の価格は以下のように予想できます。
最良のシナリオ
■価格範囲:5ドル~10ドル(約700円~1400円)
XRPが規制をクリアし、世界中での実需が高まる中で、金融機関や中央銀行との連携が加速し、XRPの需要が急増すれば、この価格帯に達する可能性があります。
中立的なシナリオ
■価格範囲:2ドル~5ドル(約280円~700円)
リップルが一定の規模を維持し、国際送金市場での利用が広がるものの、競争が激しく、規制面でも一定の課題が残る場合、XRPの価格はこの範囲で安定的に推移する可能性があります。
最悪のシナリオ
■価格範囲:0.5ドル~2ドル(約70円~280円)
訴訟問題や規制の不安定さ、競争によってXRPが市場でのシェアを失うと、価格は大きく下落する可能性があります。
リップルの今後は?購入にあたっての注意点
リップル(XRP)の購入を検討するにあたり、今後を左右する要素と懸念点を理解しておくことが非常に大切です。
リップルの今後は、大きく以下5つの要素が影響を与えると考えられます。
・国際送金分野での採用拡大
・技術開発とアップデート
・暗号資産(仮想通貨)に対する法整備
・利用範囲の拡大
SECとの訴訟問題
アメリカの証券取引委員会(SEC)との法的闘争がどのように決着するかは、XRPの今後に大きな影響を与える要因となります。
もし2025年までにリップルがSECとの争いに勝利し、リップル(XRP)の法的地位が明確になれば、リップル(XRP)は世界中の主要な暗号通貨の一つとして、より広範囲に受け入れられることになるでしょう。
国際送金分野での採用拡大
リップル(XRP)の主要な利用ケースの一つである国際送金分野での採用拡大は、XRPの需要を大きく左右します。
リップルネットを利用することで、銀行や金融機関は従来の国際送金に比べて迅速かつ低コストで送金を行うことができます。
この技術は、特に送金手数料が高い新興市場や、即時決済が求められるビジネス環境での採用が期待されています。
多くの金融機関がリップルネットを採用することで、XRPの取引量と需要が増加し、価格上昇の要因となります。
しかし、採用が進まなければ、XRPの利用価値が限定され、価格の上昇が抑制される可能性もあります。
技術開発とアップデート
リップル(XRP)の技術開発とアップデートは、XRPの信頼性と競争力を維持するために不可欠です。
リップルネットやXRP Ledgerの技術的な進歩は、DEXの効率性やセキュリティを向上させ、利用者にとっての魅力を高めます。
例えば、スマートコントラクト機能の拡充や、トークン化のサポートは、XRPの新たな利用ケースを開拓し、エコシステムの拡大に寄与します。
技術開発が順調に進むことで、リップルは他の新しい暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーン技術と競争する際の優位性を保つことができます。
暗号資産(仮想通貨)に対する法整備
暗号資産(仮想通貨)に対する法整備は、リップル(XRP)の今後に大きな影響を与えます。
各国の規制環境が整備されることで、リップルの活動が合法的に行われる範囲が明確になり、投資家や企業の信頼が向上します。
特に、アメリカやヨーロッパなどの主要市場での規制の動向は、リップルの市場参加者にとって重要な要因となります。
規制が緩和される場合、XRPの取引が増加し、価格が上昇する可能性があります。
一方、規制が厳しくなると、取引が制限され、価格が下落するリスクがある点には注意が必要です。
利用範囲の拡大
リップルは、従来の銀行システムにとって代替手段として注目されています。
リップルの技術は、特に国際送金における効率性とコスト削減の可能性が高く、既存の金融機関とのパートナーシップが増えてきました。
リップルネット(RippleNet)はすでに数百以上の金融機関と連携しており、その数は今後も増えるとみられています。
送金コストの削減とスピードの向上
リップル(XRP)を使うことで、送金のスピードは数秒で完了し、コストも非常に低く抑えることができます。
この特長は、特に送金コストが高い途上国の送金市場において大きな価値を提供しています。
金融機関がリップルの技術を採用すれば、国際送金市場でのリーダーシップを握ることができる可能性があります。
CBDC(中央銀行デジタル通貨)との連携
リップルは、世界各国の中央銀行が発行するデジタル通貨(CBDC)の基盤技術にも積極的に関与しています。
中央銀行が発行するデジタル通貨が普及する中で、リップルの技術がその流通・決済基盤として活用される可能性は非常に高いです。
まとめ
リップル(XRP)は、国際送金を迅速かつ低コストで行うことを目的として開発された暗号資産(仮想通貨)です。
現在、SEC(アメリカ証券取引委員会)との訴訟が続いており、その結果がリップルの将来に大きな影響を与える可能性があります。
訴訟結果や技術の進展、規制の変化などがリップルの今後を左右する重要な要素となります。
リップルの未来が不確実な中、ステラ、イーサリアム、ソラナといった代替仮想通貨の購入へも注目が集まっています。
ビットコインを購入しつつ、リップルのようなアルトコインにも目を向けてみましょう。
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